どう違う？馬プラセンタと豚プラセンタ

医療用に用いられているプラセンタはヒトプラセンタですが、一般にサプリメントやドリンクとして販売されているプラセンタは馬由来のものか豚由来のものが主流です。
馬由来のものと豚由来のものとではどちらがよいのだろうかと悩んでいらっしゃる方も少なくありません。
価格の面からすると、馬由来のものは豚由来のものよりも格段に高価です。
それは、原料の希少性が原因です。

馬は妊娠期間が１１ヶ月と非常に長く、一年に一頭しか出産しません。
しかし、豚は一年に二回出産する上に、一度に１０～１２頭出産します。
また、母親の頭数も圧倒的に豚の方が多いですから、それだけ原料となる胎盤も安定して入手することができます。
そのため、豚由来の製品の方が比較的安価で購入することができます。

効果の面で言うと、それほど大きな差があるわけではありません。
確かにアミノ酸含有量は馬の方が豚よりも多いという事実はありますし、馬には豚には含まれていない６種類のアミノ酸が含まれているというメリットもあります。
しかし、どちらにもプラセンタ特有の成長因子が含まれていますから、どちらも高い美容効果、健康効果を期待することができます。

安全面で言うと、馬は豚よりも体温が平均５℃ほど高いため、寄生虫や病原菌が発生しにくいと言われています。
そのため、身体も丈夫で、薬剤などの影響を受けていない為、より安全です。
豚の場合ですと、身体が弱く病気になりやすい特性があるため、抗生剤が多く投与されている可能性があります。
それらの危険を回避したい場合は、ＳＰＦ豚という無菌状態で育てられた豚の胎盤を原料としている製品を選ぶと良いでしょう。

結論として、馬と豚では弱冠の差はあるものの、効果に大差はありません。
費用面、安全面などを吟味し、それぞれのメリット・デメリットをよく理解したうえで、どちらのプラセンタを摂取するかを決められるとよいでしょう。
また、色々な商品でお試しセットのようなものが安くで購入することができますから、色々試してみて、自分の身体に合ったものを選ぶという方法も良いかもしれません。